MUSEUMちば千葉県博物館協会研究紀要<第32号>
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2001年3月
千葉県博物館協会発行 |
| 【特集】地域社会と博物館 ―博物館友の会― |
| 千葉県内博物館の友の会活動 〜アンケートによる調査結果から〜 |
| 千葉県博物館協会 調査研究委員会 |
千葉県博物館協会研究紀要MUSEUMちば32号で今回『地域社会と博物館−博物館友の会』を特集するにあたり、調査研究委員会では、協会加盟各館を対象に友の会活動の現状と課題を把握するためのアンケート調査を実施したので、調査結果の概要を紹介する。
アンケート用紙(B4判両面)の配布は2000年9月、協会のニューズレター「ちばの博物館」96号を会員館に発送する際に同封して行った。締切を11月末日とし、回答は郵送あるいはファクスで返送していただき、添付する資料がある場合には郵送をお願いした。
現在友の会がなく(問1で「なし」)、今のところ設立の計画もない(問18でも「なし」)場合には、電話によっても回答を受け付けた。
千葉県博物館協会の平成12年度の加盟館数は、個人賛助会員を除くと83館(p.42-43の加盟館リストの表参照)だが、最終的にはすべての加盟館から回答をいただくことができた。加盟各館のご協力に深く感謝している。
なお回答者はいずれも館職員で、友の会役員が回答したと明記された例はなかった。
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以下、問1から問18までのアンケートの調査結果を順番に紹介してみたい。
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問1 貴館には、「友の会」と呼ばれる組織あるいは制度がありますか? 貴館の運営に関連して活動する組織・制度であれば、友の会でなく後援会・協力会・談話会・研究会といった名称でも構いません。該当する組織や制度が複数ある場合には、大変恐縮ですが、この用紙をコピーして1組織あるいは1制度につき、アンケート用紙1枚(両面印刷)に回答をご記入ください。複数の館・施設が連携・共同して「友の会」を運営している場合には、その旨を記述してください。
なしとお答えになった方は問18にお進みください。 |
<回答> ある27館/なし56館
<解説> 回答によると、加盟83館のうち、友の会があるのは27館であった。ただし、市立の2館で共通の友の会がある事例が1件、市立の1館で友の会(相当組織)が2件ある事例が1件あり、結果的に友の会をもつ博物館は27 館、博物館友の会が27組織あることになる。友の会がある加盟館の割合は、単純計算で全体の32.5%となり、ちょうど3館に1館は友の会があることになる。
博物館を分野で分類することは、複数の分野を持つ館も少なくないので一般にきわめて難しいが、ここではごく大ざっぱなくくりとして、考古・歴史・民俗等をA類、美術系をB類、自然誌・理工・産業・技術系をC類と3つに分けた(個々の博物館の分類は省略)。するとA類の50館中15館に、B類の20館中7館に、C類の13館中4館に友の会があり、どの分野でもほぼ3割程度だった(図1)。
なお、「なし」回答の56館には、平成12年度に設立を計画中の1館、平成14年度を目途に検討中の1館が含まれている。
丹青研究所による最近の調査によれば、回答のあった全国の1,852の「博物館」のうち友の会があるのは354館(19.4%)、検討中が71館(3.9%)だった(注1)。調査を担当した丹青研究所・情報開発研究部に問い合わせたところ、同研究所のデータベースには千葉県で199館が登録されており、そのうち94館にアンケートを送付;45館(47.9%)から有効回答が届き、友の会があるのは11館(24.4%)、「検討中」が4館(8.9%)、「なし」が30館(66.7%)とのことで、千葉県の博物館には全国平均よりやや高い比率で友の会があるとのことだった。
今回の千葉県博物館協会会員館を対象とした調査では、友の会をもつ割合は、丹青研究所の調査による全国平均よりも1割程度、同じく千葉県での比率よりも若干高い値だった。「博物館」の定義にもよるが、千葉県は、他都道府県と比べて友の会を多くもつと見てよかろう。
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| 問2 貴館の開館年月日と友の会の設立年月日を西暦でご記入ください。 |
<回答> この問は、友の会と所属館の設立年の先後関係およびその間隔を調べるための設問であるので、各館の開館年月日と各友の会の設立年月日データは省略する。集計では、開館前に友の会があった事例が2件、開館 と同時に友の会ができた事例が3件、開館1年以内にできた事例が12件、2年めにできた事例が2件、3年めにできた事例が2件、7年・8年・11年・12年・14年・16年・27年めにできた事例が各1件であった(図2)。
<解説> 友の会の設立は、開館と同時もしくは開館から1年以内というケースがあわせて半数を上回ることがわかった。博物館開館の準備段階において、または開館直後に友の会の必要性が認識され、設立に至ったということなのだろう。
今回、友の会活動が開館に先行した事例は2件に限られた。一つは、市立の博物館に友の会組織ができた後に市立博物館がもう一つできて連携・共同運営の友の会となったケース。もう一つは、博物館準備室が活動していく中で友の会的な組織を持つに至ったケース。後者にも歴史民俗資料館は既にあり、それを継承して博物館ができるというものであり、いずれも友の会活動が独自に先行したものではないようだ。
友の会という名称に限らず市民の活動が開館に結びついた博物館も当然あろうが、今回の調査では特に想定した設問をしなかったので、把握できなかった。
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| 問3 友の会の会員の特典について具体的にご記入ください。もし一般会員・家族会員・特別会員・賛助会員などの種別があれば、種別ごとの相違点についても簡単にご記入ください。 |
<回答> 特典の例(複数回答)
ここで、「所属館」とは、友の会が所属する博物館の意味である。
a.所属館や友の会の主催行事に定員枠があるなど優先的に参加できたり、参加費の割引制度がある 16件
b.友の会のお知らせ・会報・会誌・所属館報などの配布を受け、所属館や友の会の行事案内を無料で受けられる 15件
c.所属館や友の会の販売品(刊行物など)を割引で購入することができる 11件
d.所属館の入館料・入園料が無料か割引になる 9件
e.所属館の企画展・特別展が無料か割引になる 6件
f.プレゼントがもらえる 2件
g.所属館事業の内覧会に参加できる 2件h.材料の粘土を購入できる 1件
i.所属館所蔵の図書が借りられる 1件
j.友の会発行の資料等を実費で購入することができる 1件
<解説> 特典としては、行事の優先・割引参加、お知らせ・会報などの無料配布、所属館・友の会販売品の割引購入、所属館の入館料無料・割引、所属館の企画展・特別展無料・割引などの項目が目立った。問10で回答された事項の一部を、内容で判断して問3の回答として集計した。なお、会員の種別による特典の違いは特に回答されなかった。
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| 問4 友の会の会員数をご記入ください。会員に種別がある場合には、種別ごとの内訳人数をご記入ください。 |
<回答> 会員数の分布は図3のとおりであり、大半が会員数合計500人未満であった。
会員の種別がある事例が14件、種別がない事例が13件あった。種別の数は、2種類7件・3種類5件・4種類1件・6種類1件となっている(図4)。
<解説> 友の会を持つ博物館の会員数と全入館者数との相関関係を調べたいと考えたのだが、入館者数データが容易には得られず、今回は断念した。また今号で睦沢町立歴史民俗資料館の久野一郎氏が分析しているように、人数だけでなく、どんな地域から会員が集まってきているのかは重要な視点であるが、本調査では把握できていない。
種別の種類として、賛助・法人会費を含む事例が8件、家族・ファミリー会費を含む事例が6件、ジュニア・子ども・学生会費を含む事例が6件あ った(複数回答あり)。
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| 問5 友の会に「規約」「会則」あるいは「要項」はありますか? ある場合には大変恐縮ですが、そのコピーをお送りください。 |
<回答> ある22/なし27
<解説> 規約・会則・要領がある友の会は22件で、名称は会則11件・規約7件・要領1件・明記なし3件であった。
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| 問6 友の会には、定期的な総会がありますか? ある場合には大変恐縮ですが、最近の総会資料のコピーをお送りください。 |
<回答> ある17/なし10
<解説> 友の会が組織化されていない場合(組織については問8で尋ねている)、総会が開催されないケースが多い。なお、行われている総会の回数は、すべて年1回であった。
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| 問7 友の会の事務局は、館内と館外のどちらにありますか? 館外の場合には、事務所借り上げ・役員の自宅などと、具体的な場所をあげてください。 |
<回答> 館内26/館外1
<解説> 友の会が館から独立していることを想定して、念のために問うことにしたが、結果的に事務局はすべて所属館内だった。館外と回答のあった1例は、2館で共通の友の会を持っているもので、もう一方の所属館に事務局が置かれているということ。
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| 問8 友の会組織の役員構成と役員の任期をご記入ください。また、貴館職員が役員になっている場合は、職名と友の会での役職名をご記入ください。組織や役員がない場合には、記入の必要はありません。 |
<回答> 友の会に組織がある事例が20件、ない事例が7件であった。役員の種別数の分布は図5のとおり。役員の職名には、次のような名称があがっている(順不同)
名誉会長・会長・副会長・理事・幹事・運営委員・会計(係)・会計(係)補助・監事・会計監査・事務局(局長・次長を含む)・庶務(係)・庶務(係)補助・事業部・教育普及部・広報部・特別委員・企画編集(委員長・委員)・役員(編集担当・企画担当・視察担当)・支部長・主任
友の会役員に所属館職員が就任するケースでは、館長が会長を兼任する事例が1件、館長が副会長を兼任する事例が5件、副館長が副会長を兼任する事例が3件、その他の職員が監事・会計監査・運営委員・庶務を兼任する事例が各1件あった。
友の会に組織がある場合、役員の任期が1年の事例が4件、2年の事例が14件、任期なしの事例が2件(いずれも所属館は会社組織)あり、任期2年の事例が多いことがわかった。
<解説> 役員構成では、会長・会長+副会長・会長+副会長+監事または監査といった構成が目立つ。主として問1のB類の博物館の友の会の中に、所属館が直接事務を担当しており、特に組織がない事例が見受けられた(問10で後述)。
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| 問9 友の会の活動と館および館職員との関係のうち、下記の中からあてはまるもののすべてに○をつけてください。 |
<回答>
友の会の活動と館および館職員との関係(複数回答)の主なものの分布は図6のとおり。
a.所属館の収蔵資料・図書等を活用する 8件
b.活動場所として所属館を利用する 15件
c.資料(標本)の収集に協力する 3件
d.所属館でボランティア活動をする 9件
e.所属館学芸員の講義や指導を受ける9件
f.その他 いずれも1件
・年2回の文化財巡りに参加する
・体験学習事業に協力する
・資料を作成する
・観察会等で所属館学芸員に講師を依頼する
・土器製作技術に関する共同研究
・友の会活動に対して所属館が補助金を支給
<解説> 所属館の施設・収蔵資料・図書の利用、所属館でのボランティア活動、所属館学芸員の講義や指導を受けるといった項目に回答が集中している。
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| 問10 友の会の活動・事業について、行事名・定期刊行物の発行・ボランティア活動・委託販売などを具体的にご記入ください。また、博物館との共催事業がある場合には、その旨を記述してください。活動・事業が多岐多数に及ぶ場合は、大変恐縮ですが、年間行事の一覧等の資料をお送りください。 |
<回答> 何かしらの行事や積極的な活動をしているという回答のあった事例は21件で、行事などの活動のない事例は6件だった。
活動の事例(複数回答)
a.見学会・観察会の実施 17件
b.講演会・研修会・研究会・シンポジウムの開催 13件
c.会誌などの編集発行 13件
d.所属館主催行事への協力 9件
e.懇親会の実施 8件
f.展示会・コンクールの実施 7件
g.刊行物等の販売 5件
h.所属館関連のまつりなどへ協力 5件
i.所属館との行事の共催 4件
j.所属館敷地・周辺の環境整備 4件
k.調査の実施 4件
l.文献講読会の実施 3件
m.体験学習の指導 2件
n.展示解説・説明会の実施 1件
o.ミュージアムショップの運営 2件
p.その他の活動 11件
<解説> 友の会の活動内容は、上述のとおり実に多様であるが、見学会・観察会・講演会の実施や会誌の編集発行をあげた事例が目立つ。
友の会の主催行事(a・b他)に加えて、所属館行事への協力(d)、さらに所属館との行事の共催(i)によって、友の会は、所属館の教育普及事業を補助し、補完する機能を果たす場合があることが明確にわかる。
なお、問1のB類の博物館友の会の7件のうち半数強の4件は行事などの活動がなく、同時に所属館が直接事務局を担い、特に組織をもたない友の会という事例であった。これらの友の会では会員の主な特典が企画展への割引(ないし無料)入場となっており、所属館のリピーターを確保することが友の会の設立目的となっているようである。これも友の会の一つのあり方といえる。
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| 問11 友の会にお知らせ・行事案内・会報などの定期刊行物はありますか。ある場合には、それらの名称・部数等をご記入ください。 |
<回答> ある20/なし7
「ある」という回答のうち、3例では2種類の定期刊行物を刊行している。印刷物の種別は下記のとおり。
a.お知らせ・行事案内・行事報告・決算報告等 17件
b.会員の投稿原稿(研究・随筆等) 2件
c.aとbを併せた内容 3件
<解説> 定期刊行物の発行部数は、会員数とほぼ同数という事例から、会員数の約20倍という事例まであって一定していない。発行部数は最少150部から最多2,000部に及ぶ。
刊行物の判型は、B5判が12件と約半数を占めており、A4判が5件、B4判が2件、B5変形判が1件、回答なしが2件であった。
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| 問12 定期刊行物以外の刊行物はありますか。ある場合には、刊行物の名称・部数等をご記入ください(主要なもの数点)。 |
<回答> ある5/なし22
「ある」の回答5件のうち、4件は単行本で、1件は不定期刊行物(休刊中)。
<解説> なお、所属館の刊行物を友の会で増刷して販売している事例はここでの集計に含まれていない。「ある」の回答のうち、2件は友の会の調査・研究活動をまとめたもの。
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| 問13 友の会の年間予算の総額はいくらですか。また、財源はどのように確保していますか。該当するものすべてに○をつけ、そのうち主なもの(2つまで)に◎をつけてください。図書販売・行事参加費・記念事業等で特別会計を組んでいる場合には、平成11年度分について合算してください。 |
<回答> この問に対して回答のあった24事例の年間予算額の分布は図7のとおりで、ほとんどは四百万円未満。主な財源としては、会費24件・地方公共団体の補助金5件・行事参加費7件・刊行物販売7件・売店の売上げ8件・寄付金3件・その他8件・無回答2件となった(複数回答)。
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| 問14 友の会の年会費、入会に際して必要ならば入会金は、それぞれいくらですか? 会員の種別によって、入会金や年会費が異なる場合は、種別ごとの金額をご記入ください。 |
<回答> 一般会員の年会費の分布は図8のとおりで、一般会員の会費はほとんどが三千円未満だった。なお入会金が必要な友の会は5件、必要でない友の会は22件であった。
会員制度と会費金額については、家族会員(ファミリー会員等)は、一般会費の1.5倍ないし2倍、ジュニア会員(学生・子ども等)は一般会費の三分の一から半額程度であった。
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| 問15 友の会は、貴館で館内販売をしていますか。販売している場合には、その種別に○印をつけてください。 |
<回答> はい12/いいえ15
<解説> これは、友の会が扱っている販売物を尋ねるもので、所属館のミュージアムショップの販売物を問うものではない。
販売物としてあがったのは、友の会刊行物7件、所属館刊行物7件、その他9件(複数回答)で、その三者とも販売している事例も2件あった。その他の販売物としては、化石・鉱物・恐竜グッズ・埴輪(複製)・竹炭・草木染・絵画作品・手工芸品・美術書・他館の出版物・考古学関係の同人誌・出版社発行の書籍・テレフォンカード・絵ハガキ・キーホルダー・ぬいぐるみ・ハンカチ・雑貨などがあがっている。
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| 問16 友の会あるいは一部の会員が貴館でボランティア活動をすることがありますか? どのような名称かは問いませんが、貴館の運営に無償で協力している場合には、その活動内容をご記入ください。 |
<回答> あり11/なし16
活動内容の具体的な事例は下記のとおり。
a.所属館内外での行事への協力 10件
b .所属館敷地・周辺の環境整備への協力 3件
c.資料の作成 1件
d.常設展示や屋外展示の案内 1件
<解説> ボランティア活動としては、教育事業への協力が多く、調査研究・資料収集・整理保存事業への言及はほとんどない。友の会の活動として「調査」をあげている事例は1件だけで、ボランティア活動に「調査への協力」をあげた事例も1件だけであった。
しかしながら、今回のアンケート調査では会員が個人的にボランティア活動をしているようなケースは把握できておらず、友の会会員による博物館ボランティア活動が行われていないと一概には言えない。とはいえ、友の会としてのボランティア活動が教育事業中心であることは否定できないだろう。
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| 問17 友の会の運営上、直面している問題点があれば、具体的にご記入ください。 |
<回答> (複数回答)
a.会員数が少ない/減少傾向にある/伸びない 5件
b.会員が高齢化 3件
c.運営資金が不足 3件
d.自主的な活動が少ない 3件
e.行事への参加者が少ない 3件
f.行事への若年層の参加が少ない 1件
g.要望に応える行事の選定に苦慮 1件
h.ほとんど活動していない 1件
i.会員にとって存在感がない 1件
j.会員数が多くなり、新旧会員の考え方のギャップが表面化してきている 1件
k.活動的なグループとそうでないグループの差が大きい 1件
l.PRが不足している 1件
m.特になし 9件
<解説> 回答は多岐に及んでいるが、会員数の少なさ、会員の高齢化、運営資金の不足など、社会問題とリンクした問題点があがっている。
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問18 今後、貴館で友の会やそれに準じる組織や制度を設立されるご予定がありますか。
ある (設立予定 年) / なし |
<回答> 予定があるという回答のあったのは、問1のところで述べた通り、平成12年度内に計画中の1館、平成14年度を目途に検討中の1館だけであった。
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| おわりに |
今回のアンケート調査の設問設定にあたっては、友の会の多様な実態を浮き彫りにすること、友の会の設立を予定する博物館の参考になるデータを提示することに留意した。必ずしも十分なデータを提供できたとはいえないが、博物館友の会の現状と将来的なあり方を考える上で、多少なりとも参考になる部分があるとすれば幸いである。
調査の結果、博物館のあり方が多様であるのと同様に、その友の会のあり方が、博物館を援助するといった事例にとどまらず、独自の活動を立ち上げたり、地域の文化発信に貢献するなどの発展的なあり方まで、きわめて多彩であることが、千葉県博物館協会会員館という少数の事例からも明らかになったと思う。
最後になったが、アンケート調査にご協力いただいた加盟各館と回答担当者に改めて感謝の意を表したい。
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注1 丹青研究所 (2000) 「博物館と市民の関わりについて」アンケート調査 結果報告[I]. Museum
Data No.51 pp.9-10.
同研究所が2000年7月に実施した「博物館と市民の関わりについて」のアンケートの結果報告の第一報。全国の博物館園4,198館園のうち1,852館園から有効回答を得たという。友の会や後援会、ボランティア受け入れなどについて報告されている。都道府県別の数値は公表されていないため、丹青研究所に問い合わせて千葉県内の博物館についてのデータを提供していただいた。ここに記して深く感謝します。
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